終末期りはびりドリッパー

自分らしく生きるため、生きてもらうための知識や経験をドリップ。

「どうしよう…」終末期リハでの失敗談

苦痛や悲観の場面に遭遇することが多い、終末期での現場。

そんな中でリハビリで介入するときは結構緊張することが多いです。

 

「断られたらどうしよう」

「嫌がられたらどうしよう」

 

僕が真っ先に感じるのはそんなことでした。

多分、臨床で働いているとそう感じないときはないのではないでしょうか。

 

そしてその張り詰めた空間のために失敗もすることがあります。

振り返って書いてみることにします。

おどおどしてしまう

痛みや様々な苦しみでイライラしている患者も少なくありません。

「こんな状況でリハビリなんてできるか」

そんなこともあります。

事前のカルテチェックでどんな方だろうと想像しているといざ挨拶するときに変に緊張してしまい失敗したなと思うことがありました。

不安なのか患者の方なのにセラピストがおどおどしていたら余計に不安になりますよね。

 無言になってしまう

苦痛を感じている患者さんの前で何ができるのだろうとその場で考える僕。

声かけをしても、反応も乏しい。

こんなときに天気の話をしてもなぁ…。

様々なことが頭をめぐるといつの間にか無言の時間が続いています。

ただただ無言。

でもこれに関しては以前の記事にも書きました。

www.uta-reha.com

その人の苦痛に寄り添っている時は無言でも安らぎを与えるのではないかと思います。

ただそのためにも関係性をいかに構築するかが重要だと感じます。

 

困ったあげく、苦笑

これは防衛機制の一つなのではないかと思います。

「死にたいんだ」と言われてどう返答していいのかわからず、苦笑い。

こんなときにどんな言葉をかけたらいいのか悩んでしまうことが多いです。

kotobank.jp

困ったあげく、目を逸らしてしまう

これも防衛機制で出てしまったことだと思います。

目をみながら話をしていても話す内容に困って違う方向に逸らしてしまう。

逸らした瞬間に「逸らしてはだめだ」と思っていても、そんな状況だとなってしまうことがあります。

バーンアウト症候群

様々な関わりをしてきた患者が亡くなられる。

その時の気持ちは今でも苦しいことがあります。

自分の関わりはよかったのか、あれをすればよかったのではないか、自分が苦しませてしまったのではないか…。

バーンアウトしてしまうと他の患者と会話をしていてもどこか虚無感に浸ってしまうことがあったり、落ち込んでしまって身体の疲労感をとても感じやすくなることがありました。

バーンアウトに対する対処方法に関しては、現在がんリハスタッフも増えたので、その都度悩みや困っていることをPT・OT・ST問わず挙げてもらい、情報の共有をするように心がけています。

 

解決策は自分を知ること?

上記の僕の失敗談を振り返ると、不安な僕がありました。

不安をなくす方法といったら、経験することと学ぶこと、そして自分を知ることでしょうか。

皆さんからしたらそんな失敗はないのかもしれません。

でも何かでつまづいたとき、自分の今の状態を振り返ったり、自分の気持ちを知ることも大切なのではないでしょうか。

また、同じ担当をしているセラピスト同士やがんリハチーム、 各職種内に悩みを打ち明けることも大切ではないかと思います。

 

一人で抱えないことが重要です。

 

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Uta